人材紹介事業立ち上げ担当者のブログ 2023.12~

事業許可取得後~実務の開始~安定稼働までの道のり 2023.12~

従業員の勤怠管理(自分用)

出社しての業務が一段落するので、いよいよテレワークに移行していく。

従業員は自分しか居ないので、とりあえず自分の勤怠管理は簡単なツールで記録だけ残しておこう。

Microsoftのteamsのなかに「シフト」というアプリがあり、シフト管理ができる。

あらかじめ勤務の就業時間と場所を設定しておく。日々スマートフォンで出勤・休憩開始・休憩終了・退勤とボタンを押せば、計画と実績を管理することができる。位置情報も管理できるので、まずはこれを使って記録をしていこう。

Shifts とは何ですか? - Microsoft サポート

人材紹介会社の社員募集①

人材紹介会社の社員採用がなかなか苦戦しているらしい。異業種から職業紹介事業に参入してくる企業も多く、また労働者派遣の事業者が紹介事業の許可を取得する流れも拡大しているそう。東京だけで毎月200社も増えていっているというデータもある。

 

事業所数は全国に約28,000か所あるようで、セブンイレブンの店舗数よりも多い。

PowerPoint プレゼンテーション (mhlw.go.jp)

売上高、店舗数推移|セブン‐イレブン~近くて便利~ (sej.co.jp)

 

取引先への人材紹介ビジネスをするために必要な、自社従業員の採用が滞っているという。その従業員採用も人材紹介会社に依頼するケースもあり、競合がかなり激しくなったと感じる。

 

ビズリーチだけでは反響が取れないため、リクナビネクストに出そう。

 

人材紹介会社のホームページを作成する①

スタートアップの人材紹介会社で完全に後発参戦となると、自社HPをどのように構えて良いかわからない。

総合案内のような看板のHPよりも求職者募集のサイトにした方が良いのか。

 

情報を集めていると、こんな便利なツールにたどり着いた。


CMS型でコンテンツを自由に作っていける。
びっくりするほど費用も安い。

 

・求人サイトビルダーCMShttps://saiyo-b.com/kyujin/

・jobMAKER https://willb.co.jp/service/#service01

 

話しを聞いてみよう。

準備できていることとできていないことの整理に取りかかった

■労働局への手続き

・紹介責任者の変更をする必要があるため申請書類作成。

・紹介手数料率を40%で届け出していたので、上方修正して作成。

・人材サービス総合サイトへの情報掲示にモレ項目があったがサイトへのログインIDとPWを紛失していたため再発行手続き。

・返戻金制度がなかったため制度規程を策定。

・社内掲示物の作成と掲示

 

■人材紹介事業用のホームページを作成する

・サイト制作のトレンド情報を収集し知識のアップデートをする。

・見積一括サイトからの問合せ。

・広告代理店へのWeb制作会社の紹介依頼。

・各社からのプレゼンテーションと見積を受ける。

・既存の本業用ホームページの改修。

 

■業務管理システムの情報収集。

・ポーターズ、ブレインラボ(キャリアプラス・マッチングッド)、ビンチェリーに問合せ。

 

■スカウト用転職サイトの利用条件の確認をする。

・ミドルの転職、ビズリーチ、dodaX、dodamaps、ミイダス

直近6ヶ月~1年間に年収XXX万円以上の成約実績がX件以上ないと利用できないという規程がほとんど。スタートアップ企業には敷居が高い。

 

■求人案件情報を貸してくれる会社に問合せ。

・エージェントバンク、クラウドエージェント、サーカスエージェントに問合せ。後発企業ほどサービスメニューが豊富で成長期に入っていると実感する。

・自社(紹介会社)が保有する求人企業情報と候補者情報を他社と相互に共有するシェアリングサービスが誕生、合理化がかなり進んでいる。エージェントシェアという企業で特許を取得しているよう。参画している紹介会社は200社程度。

 

■社員採用

・2~3名のメンバーの採用をするため、ビズリーチのスカウトを継続利用している。

・評価と処遇、給与制度を作成する。

・年明けからリクナビネクストに出稿予定。

(indeedPlusが1月末から稼働予定のよう。求人企業はindeedPlusに出稿申込みをするとAIが判断して、リクルートの求人媒体のなかから適した媒体への掲載を行うという仕組みらしい。リクナビネクストに単体で出稿することはできる。ただしタウンワークに出稿した他社の求人をAIが判断しリクナビネクストに掲載すると決めた場合、意図せずリクナビネクスト上での競合が増える可能性があるというリスクが発生する。マッチング精度を上げることと、不良求人を排除していくことが目的なのか?)

 

■営業準備

・基本契約書の作成(弁護士と相談しながら)。

・会社案内の作成(印刷物とpptプロポーザル資料)。

・プライバシーポリシー、情報セキュリティーポリシー作成。

・会社のビジョン、事業説明のメッセージを作成。

・候補者向け案内資料と個人情報同意書の作成。

・営業開始案内ハガキの郵送。

 

■勤怠管理システムの情報収集と選定

・久しぶりに社員を雇用することとなり、勤怠・給与計算・有給管理等がない。一部は税理士と社労士に委託しているが、勤怠管理のクラウドシステムを利用することで工数削減ができるため、代表に提案し情報を集めて導入する予定。フルリモート勤務の実現に向けた環境整備の一環。

 

☆モバイルPC・スマホ・ポケットwifiが入社日にあわせて到着、セットアップを行う。

実態把握のため、入社当初は通勤するが、環境が整えばフルリモート勤務を予定。

グループウェアは混在状態。365、ナレッジスイート、NIコラボ。整理が必要な感じ。

立ち上げ担当者になるまで

55歳。人材サービス業に長く従事している。

テレビCMでよく見るスカウトのサイトに登録していたところ、ある不動産会社の代表から一通のメールが届いた。

 

「【人材紹介事業の立ち上げ/責任者候補】お持ちのご経験を活かして、当社の事業発展にお力添えいただけないでしょうか?」

 

「自由にやれるかも」と考え、話しを聞いてみることに。

Zoomで代表とお会いし、事業開始に至った背景などを聞いた。

コロナ禍などもあり、数名居た不動産事業の社員は現在ゼロ。

つまり代表取締役が1名で運営しているとのこと。社長と2人きり。

 

普通は躊躇する点だろうが、プラスに考えると「気を遣う相手は1名だけ」という環境。これは滅多に手に入れることはできないかなり魅力的な条件と感じた。

 

現職企業の仕事の仕方がかなり窮屈だったため、渡りに船と思った。詳しい話しを聞きに2次面談で職場訪問。

(社員の採用・雇用は久しぶりだろう、内定通知書など用意されていないだろうな。ひな形を持参し、その場で条件合わせをして通知書を発行してもらおう、その方がお互いに安心できるだろうと思った)

 

デスクが10台、独立した会議室・応接室がそれぞれあり、キレイで広い。電源タップの数が多い、執務室から外に出るドア横に姿見がある、オフィスの匂い。細かい好みで合う点が割とある。「必要なものはすべて揃えますから言ってください」と。「~万円くらいまでの投資をする準備はあります」、「私は素人なので、口は出せません。相談しながら進めていきたいですが、ほぼお任せすることになると思います」。

 

これまでの不動産事業で必死になって稼いできた利益を会社の将来のため未知の分野に投資をするという。二度会っただけの人間を信用できるのだろうか。

とてつもなく大きな責任を引き受けることになる。

 

その場で内定通知書を取り交わし、入社の意思を示した。

(現職への退職の申し出と引継ぎを急がないと)